暗がりの夜だから





“どこか、ずっと、ずっと、遠いところ───‥”



前の私なら、きっとそう答えていただろう。


でもいまの私には、なにかから逃げる必要などないから───‥。



『───‥どうしよっか。』



行く先なんて、決められない。