暗がりの夜だから




着替えを終えた私は、來斗がいるであろう隣にある店主の工場へと急ごうと駆け出した。


けどそれは、奥さんの声によって阻まれた。

來斗もいま準備してるところよ。

そう言って優しく笑った奥さんは、私の髪をそっと結いあげてくれた。