暗がりの夜だから





『…“Trick or Treat.”』



すると、奥さんは私の左の手のひらを掬い上げて、その上になにかを乗せた。


そっと、左の手のひらを覗きこんでみれば、そこにはピンク色の包みの小さなキャンディがあった。



「‥梨里も、いってきなさい。」