それから…、毎日俺はあの屋根の上に通った。

最も期待を寄せた次の年のハロウィンの夜にも、彼女が現れることはなかった。


そのうち俺の心には、彼女に対する諦めが芽生えた。

彼女を想い、追いかけるうちに…、怪盗からも足を洗った。