「お前が俺のことしか考えられないようにしてやる。目、閉じて」 言われるがままに目を閉じた。 その後、心も体も溶けちゃうような、ロマンチックなキスをしてくれた。 好きな人とするキスは、とんでもなく幸せで・・・・・・ 空でも飛べちゃうんじゃないかってくらいに、嬉しかった。 夢じゃないって、わかった。 温かかった。 片桐さんの唇。 こうして、私の長い長い片思いが終わった。