そして私の一番嫌いな奴!
憎たらしい性格がホントにムカつく!
だからいつかこいつを執事にしてコキ使ってやるんだ!
そう思い高峯を睨んでいると突然そいつはこっちを見た。
いきなり向けられた視線に驚いて目を見開いていると、そいつは口パクで、
「こっち見んな。鬱陶しい。」
「.......え?....」
鬱陶しい。
よくも言ってくれたわね。
でも私は普通に驚く。
「だから鬱陶しい。何?そんなに俺を見ていたい?」
んな訳あるか!
つか見てたんじゃなくて睨んでたんだし!
とりあえず私は、
「違っ......気持ち良さそうに寝てたからつい....ごめんなさい。」
と口パクで返し前を向いた。
その後彼がニヤっと笑ってたなんて知らなかった。


