「漓苑帰ろ♪」
美雪が私に声をかける。
「帰ろ~♪」
と美雪に駆け寄る。
でも私達は家に帰らず近くのカフェに向かった。
「で.......漓苑は高峯の事ホントに嫌いなの?」
美雪が突然そんなことを聞く。
おかげで私は飲みかけていたミルクティーを吹き出しそうになった。
「当たり前でしょ?あんなに人気があるのに偽物の笑顔振り撒いて、いかにも俺様って感じで人の事貶すし笑うし。あんな奴大嫌いっ!」
私はミルクティーを一気に飲んだ。
だって朝の笑顔は嘘だった。
目は笑ってなかった。
心も笑ってなかった。
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