昼休みは図書室へ 【完】




「おめでと〜!大学生活が楽しみですなぁお二人さん!」



「あたし達、絶対結婚式に招待してよねっ!」



「うん…もちろんだよッ…ぜーったい、招待する…!!」


「…良かったな、橘」



私に声をかけてくれたのは…



「……坂下くん」



「あ〜ぁ、ちょー悔しい!入学式の時…俺を見て欲しかったな。あ、これ俺の本音ね」



「……」


私は何も言えなかった。



一時期、ちゃんと、本気で好きになろうとした。



結斗には、
花音ちゃんがいて。


私には、
私を好きでいてくれた
坂下くんがいて。



「…坂下く…」
「そんなよそよそしい呼び方やめろよ。坂下でいいよ。なんなら、大陽って呼んでも…」