結斗のクラスに、直接行く勇気はなかった。 だから昼休みは、前みたいに誰よりも早く教室を出て、誰よりも早く図書室に行く。 伝えたい。 早く会いたい。 昼休みがこんなに待ち遠しいのは、久しぶりだった。 …──キーンコーン、カーンコーン──… チャイムの音と同時に、教室を出た。