某カラオケボックス。
通された狭い部屋。
『トイレ』と言って部屋を出ようと
するとロン毛に腕を掴まれる。
『そんなこと言って逃げちゃうんでしょ?』
これは一種の作戦。
まんまとハマってくれてホント助かる。
『じゃあ一緒に行く?』
手を握れば相手は舞い上がる。
『お、おう』とノコノコ付いて来る
バカな男。
『カイ!飲み物適当に頼んでて!』と
ロン毛が言ったそばから
『あたしジントニックね~』とあたかも
戻ってくる様子を醸し出す。
手を繋いだままトイレではなく
死角を狙った非常階段へ。
人目を気にしながらも相手の首に
手を回し、あたしからキスをする。
いやらしい音をたてながら絡み合う舌。
案の定欲望に溺れたロン毛は
あたしを壁側に押し倒してTシャツの
中に手を入れてきた。
ブラのホックを外し、
露わになった胸を激しく揉み始める。

