灰色の瞳~例えば異常者だとしたら~




『さて、どうする?』



『は?』



『この前の続きをしよう。』



意味深なセリフ。
前の続きって……?



見つめ合ったまま
あたしの表情を読み取ったのか。



『しばらく此処に居ろ。』



『は…?』



『悪い話じゃないだろう?』



『ハン!無理だし…!』



『服は捨てたぞ。』



今、身にまとっているのは
またしてもあのグレーのパジャマ。



『てめぇ、また見たのかよ!』



『バカ。あんなヤツらが触った服
 なんか捨てて当然だ。』



一度ならまだしも二度も
見られるなんて一生の不覚だ。
しかもこんな男に。



そのまま男は
部屋の奥にある大きな
クローゼットを開けて適当な服を
見つけてはベットに投げ捨てる。
それを黙って見ていた。