「アナタ、この前の襲撃のこと、気にしてるの?」
「…え?」
「何で芽梨が関わってるのに、芽梨の大切なあの子が重体になったのか、気になるんでしょう?」
そして、さも当然とでも言うように、淡々とあたしの気持ちを言い当てる。
そのまま何も発さずにいれば、芹奈さんは言葉を続けた。
「どうせアナタ死ぬんだし、せっかくだから死ぬ前に教えてあげるわ。
…――私はあの日、アナタが外出するだろうことを狙って、わざわざ事前にROSAのボスを襲撃させたの。」
あたしを外出させるため、叔父さんを……?
「アナタの性格上、身内が襲撃でもされれば外出したいと言い出すことくらい、簡単に予想できたからね。だから襲撃はもちろん、芽梨も全て知っていた。知っていたけど、莱って子を止めることができなかったみたいね。」
芽梨ちゃんは全て知っていた、だなんて。
芽梨ちゃんはあたしと莱が襲撃されているとき、何を思っていたのだろう。


