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あれからまもなくして来た応援部隊は、あっという間に襲撃者を蹴散らした。
あたしも莱もアジトへと送還され、あたしは藍香から手当を受けた。
…といっても、あたしの体についた血は全部莱のものであり、あたし自身に大きな怪我はないのだけれど。
莱の怪我は、相当酷かった。
ケイを筆頭に理人も医務室に入ったまま、ずっと治療を続けていた。
腹部に2発。掠ったのも合わせて、手足に計4発。あたしを庇ったせいで、莱が負った怪我。
幸い致命傷になる傷はないらしいけれど、出血が酷かった為か、未だ意識はない。
ケイと理人が治療しているのを、医務室の外からドアのガラス越しに見ると、白いベッドに横たわる、包帯やらガーゼやらの処置が施された莱の姿が見えた。
ガツンと、鈍器で頭を殴られたような、そんな衝撃が走る。
自分自身の言動を、ただ悔やんだ。


