透明水彩



◆◆◆


「バレた、かもしれねぇ。」


夕食後、突如緊急会議と称して集合がかけられ、全員が集められたモニタールーム。

深刻な表情でケイから紡がれた言葉を、すぐに理解することはできなかった。


「バレた、って何が?」

「うっわ。相変わらず脳天気なヤツ。ナギが生きてるのが、敵にバレたってことに決まってんじゃん。」


そして湊の言葉に、ドキッと胸が鳴る。

…――だって、何?
あたしが、生きているのがバレた?


「最近、敵の動きが怪しいのはわかってたんだ。どうやらこの前、外出したときに美凪の姿を見られたみたいだね。」

「おい、莱。お前、何やらかしてんだよ。」

「……すみません。」


ってことは何。あたしはまた、狙われる訳?

この世界ももう、あたしにとって安全ではなくなる?また抗争が勃発して、あたしのために人が傷つくの?