その莱の行為にどういう意味があったのか、気にならない訳ではないけれど。
3日も経って今さらな気もするし、伝わってくるぬくもりが相変わらず優しいから、これ以上考えることをやめた。
「……迷惑、かけてごめんね、莱……。
でも、もうちょっとだけ、このままでいて、くれる…?」
そして意識が途切れる間際、かろうじて紡いだわがままな言葉。
まだぬくもりを離したくないという、途切れ途切れのその言葉を最後に、あたしの意識は闇の中へと堕ちていく。
「全然、大丈夫ですよー。美凪サンが望むのなら、俺はずっとずっと、傍にいますから。
……だからもう、泣かないでくださいー。」
微かに聞こえた気がした莱の言葉は、もう、今のあたしに届いてはいなかった。


