「本当だよ。壱子に拒絶されて、泣きそうになったくらい超好き」


泣きそうになったは、言い過ぎかもしれないけど…

悲しかったのは事実だし、そのままの気持ちを壱子に伝える

すると、壱子の腕が動く
そして、親指と人差し指で自分のほっぺたを…


「いっ…痛いっ!」


壱子は、自分のほっぺたを思いっきり引っ張って、痛みを訴えた

痛いって…あたりまえだろ

赤くなってるし…
どんだけ強く引っ張ったんだよ


「…何してんのさ。痛いに決まってるじゃん…」


とりあえず、赤くなった壱子の頬を撫でる


「だって…夢かと思ったから…」


恥じらいを含んだ上目遣いの壱子

あぁ、駄目…
すっげぇ可愛い…
抱き締めてしまいたい