私の正体を明かし、早半年あまりが経ったある日――。 「ふう…。やっと終わった」 少し前から私は土方さんの小姓の仕事以外にも、女中の仕事も引き受けていた。 そして、たった今、洗濯を干し終えた所だ。 女中と言っても、新選組に女がいると街に広まったら面倒だから、男装をしたままだ。