ぱきん。 木の枝が折れる音がした。 すると、1つの人影がぼんやりと現れる。 「誰!?」 月明かりでその姿が露になった。 「白…百合さん」 そこに立っていたのは、白百合さんだった。 この時間帯にいるのは不自然だ。 彼女はこの時間帯、島原で芸妓の仕事をしているはずだ。 なのに、何故…?