記憶の桜 -栄枯幻世-



これは会津藩からの命令でもあるが、俺達の意思でもある。



だから、何があろうと成し遂げねぇといけねぇんだ。



「雨が強くなってきましたね…」



総司が空を見上げながら、呟いた。



雨だけでなく、雷まで鳴り始める。



すると、原田から合図が来た。



俺達は縁側に上がり、身を潜める。



「俺と総司で奴を殺る。原田と山南さんは残りを頼む」



2人は頷くと、俺達とは反対方向に行った。



手早く終わらせねぇと…。



どんな邪魔が入るか分からねぇからな。