クレープ屋につくと、あたしはイチゴとチョコとカスタードがのったクレープを頼んだ。 「修也は?」 「俺甘いの嫌いだしいらねー」 そうなのかぁ…。 「だったらあたし払う。やっぱり悪いもん」 「いいって。俺金持ちだから」 イタズラに笑う修也は本当にかっこよくて。 あたしがバツが悪そうにうつむいていると 「じゃあ俺の分ジュースおごってよ」 そうニッコリ笑った。 ジュースよりも確実にクレープの方が高いのに。 「ありがとう……」 そう言ってあたしは自動販売機に向かった。