機内食の魚料理は美味しかったが、また空腹を覚える。


 冷蔵庫を覗き込むと、ビールが入っていた。


 ペットボトルに入ったビールで、日本のそれとは若干味が違いそうだ。


 試しに二本取り出し、


「軽く酔おうよ」


 と言って、彼女に渡した。


「ああ、ありがとう」


 江美がペットボトルを手に取り、キャップを捻り開けて、飲み始める。


 僕も口を付けてみたが、あまり美味しくなかった。


 単にボトルに入っているだけで、味は淡白だ。


 日本のビールのように味わいがなかったので、少し飲んで栓をした。


 ボトルを置き、ビールで空腹感が満たされなかったので、ホテルのダイニングに食事を取りに行くことにする。