まだ一月だが、三月などすぐにやってくるのだ。


 持っていく衣服はジーンズとTシャツだけでいい。


 ある程度想定できていた。


 旅行のことは一時的に頭から離し、目の前の仕事に専念する。


 リゾート地で何をするのかは、この際考えずともいいと思っていた。


 今はまだ仕事の方が先である。


 弁護人として、引き受けた弁護を行なう。


 そしてそれが終われば、休暇が訪れるまでいろんなことを考え続けた。


 快適な時が流れていきつつある。


 まるで身を任せるように。


 もちろんすべきことは山ほどあるのだが……。


 仕事中も江美と過ごす休暇のことをずっと考えていた。


 ひとまず事件の関係資料を読み込むことが先決だと思う。