街を歩きながら、各所に灯っているイルミネーションツリーなどを見続ける。


 ゆっくりと歩いていく。


 駅から彼女のマンションまでほんの十分程度だからだ。


 いつもしっかりと頑張っている分、今日と明日ぐらいは仕事を休みたい。


 こういった日はシャンパンで乾杯し、いつもは食べられないような料理を食べて、ケーキで〆るというのが通例だからだ。


 江美のマンションに着いた。


 インターホンで彼女を呼び出す。


「俺。敬一」


「ああ。どうぞ」


 江美の声が聞こえてくる。


 エントランスが開錠され、屋内へと入っていった。


 さすがに冷え込む。