須山が、


「この近くに朝の定食が食べられる店があるだろ?そこで食おう」


 と言った。


「はい」


「じゃあ、付いてこいよ」


 須山は一晩徹夜で仕事をしても、朝は変わらずにハイテンションだ。


 やはり弁護士でもやり手は違う。


 僕も見習わないといけないと思った。


 朝からしっかりと決めている。


 昨日あの過酷な法廷に立っていたのがウソででもあったかのように。


 弁護士事務所はずっと回り続けている。


 人間の体内にある血液のように。


 須山が歩きながら、