何を使っているのかまで。


 室内にある等身大の鏡の前に立ち、髭を綺麗に剃り落として、スタイリング剤を付ける。


 ゆっくりと一日の支度を整えた。


 確かに硬いソファーの上で眠ったので、疲れが完全に取れてるわけじゃない。


 それに朝食も取ってなかった。


 すると出入り口に、おそらく昨夜徹夜しただろうと思われる須山が立っていて、


「園岡、美津濃弁護士はこれから業務があるから、俺たちだけで飯でも食いに行かないか?」


 と誘ってくる。


「ええ。お言葉に甘えて」


「じゃあ、美津濃君、君は業務に回ってくれ。私と園岡は一時間経てば戻ってくるから」


「分かりました」


 江美が頷き、自分の個室に入っていく。