衝撃的だった。

信頼していた後輩、しかも女性にストーカーの被害に遭っていたなんて。


「どうして寝室だと思ったんですか?」


加地は止めを刺した。


紀山は全身の力が抜けた様だった。


「知ってることを教えて」


なるべく、私は怒りを抑えて優しく話し掛けた。