挨拶をしようと顔を上げれば、急に視界が暗くなった 「琥珀ちゃん!また会えてうれしいわっ。近江に聞いたとおり、美月にそっくり!」 頭上から声が聞こえたことで、琥珀が今、南に抱きしめられていることに気がついた どうしたら良いのだろうかと困っていると、鋼が二人の間に割って入ってきた 「南様。琥珀様が困っています。お離しください」 さすが鋼!助けてくれてありがとう!! 心の中で鋼に感謝していると、頭の上から舌打ちの音が聞こえた