女とは琥珀のことだ 「私……」 何か言わなくてはと口を開こうとすれば、白雲によって遮られた 「で、あんた誰?」 「えっと……私は百鬼琥珀です」 「百鬼だと?」 ぎろりと睨まれるが、直ぐに満面の笑みへと変わった 「へぇ。ならあんたは美月の娘か」 「そう……ですが。母をご存じなのですか?」 ゆっくりと琥珀は檻の中にいる者に近づいた