「今、なんとおっしゃいましたか?」 「だから、今日はもう帰ると言ったんだ」 鋼は今、主から衝撃なことを聞き、呆然としていた 今日は朝からせっせと仕事をこなしていた神威だったが、昼になると、突然帰ると言い始めたのだ 「じゃぁ後は任せた」 神威は鋼の肩をポンと叩くと、眠たそうに、だがどこか嬉しそうに部屋を出て行ってしまった 「……はぁ」 思わず鋼の口からため息がもれる ここ数日、神威は鋼に愚痴をこぼしていた 愚痴と言っても、美月が神威にかまってくれないと、わがままを言ってるだけだ