「これであなたは俺のものです。腕、みてください」


先ほど口づけをした腕を鋼が指差す


そっと腕を見ると、梅の花と羽根を広げた鳥の痣があった


「こ、これは……?」


「あなたが俺の嫁である証です。それがあれば、誰も口出しできません」

琥珀の指に触れるだけの口づけをして、黒い笑みを浮かべる


「これから、忙しくなりますね」