「そんなのはどうでもよい。どちらが相応しいのかを聞いておる」 「……結果的には男が相応しいな」 「要様?なら次の頭領は要様じゃな!」 子供のように無邪気に笑う玄二 だが、鋼は納得がいかなかった 「お待ちください!罪人に頭領を決めさせていいのですか!」 「心外だな。昔は共に神威を守っていた仲間じゃないか」 「よく頭領の名を言えたものだな!」 声をあらげて怒りを露わにする鋼