【第二部】鬼に愛された女



それに、両親を殺した妖怪だ


自己紹介よりもなぜ殺したのか理由を聞きたい


難しい顔で白雲を睨んでいると、白雲と目が合い、不気味に微笑みかけられた


「……へぇ、知ってるんだ。よく鋼が話したな」

「え……?」


言葉を失う


え?


まさか心が読まれた?


もしかして白雲の能力?

もしそうなら、話は早い

「あの……!」