「トモミちゃんなら、まだだよ。今日から手伝ってもらうことになってるんだけど、何?やっぱり反対なのかな?」

俺の姿を見つけたササキは、一瞬怪訝そうな顔をしたが、

俺が誰だか思い出すと、そう言って笑顔を俺に向けた。

子供に言い含めるみたいなしゃべり方すんじゃねーよ。

学校を抜け出し、髪洗って着替えてここまで走って来たって言うのに、いざ入ろうとすると、店はまだ閉まってて、どうしようかと考えてた矢先にやってきたササキに声をかけられた。