ONESTAR

「からかってなんかねーよ。大丈夫だよ。手伝いに来てくれって言ってたじゃないか。」

「う…ん……。」

ねーちゃんは、自信なげに俯いた。

「ねーちゃんのよさがわからないなんて、バカだよ、あいつ。」

「あたしの良さ?」

そんなのどこにあるの?みたいな顔でねーちゃんが俺を見上げた。
一つずつ言ってく?3日かかっても終わらないけど?

「店長さんにはナツキさんがいるのよ。」

俺に言い聞かすようにねーちゃんが言う。
それがどうしたって。