学校じゃ超イケててモテモテのヤマザキ君が、
たかだかねーちゃんの好きな人に会ったくらいで、
浴びるほど酒を飲んで落ち込んでる。

久しぶりに誰にも会いたくなかった。

一人でいたくて、太陽すら恐くて。

いまだに俺は、晴れた空が恐くて仕方がない時がある。

まだ俺には、

ねーちゃんが必要なのに。

どうして、

ねーちゃんは………。


昨日、ねーちゃんは、「込み入った事情」をかいつまんで話した。