「おいヨシアキ、どこへ?!」

「ヨシアキ!!」

悲鳴のようなおふくろの俺を呼ぶ声をドアで叩っ切り、

エレベーターに向かう。

エレベーターは1階についたばかりだ。

間に合わない!!

そのまま、階段を駆け下りる。

ぐるぐる回る白い、螺旋階段。

まるで、

DNAだね。

ねーちゃん。