ONESTAR

「誘ったの俺だし……ごめん、タクシー呼ぶよ。」

俺が出すと言ったら、

ねーちゃんは絶対に断ると踏んだ上で提案してみる。

「いいよ、あたし、歩いて帰る。」

意を決したようにねーちゃんが言う。

「ダメだって。この雨だぜ。じゃあさ、もう少し待ってみようよ。雨、やむかもしんないし。」

「……そうね。」

仕方なくねーちゃんは、もう一度雨の降り具合を確認し、

ソファに座りなおす。

雨がやむはずがない!!

何の根拠もないけどそう思う。

だって明らかに神様が味方してくれてるもん!!