ねーちゃんの隣にちゃっかり座り、

俺もコーヒーを飲む。

ねーちゃんは「なんか眠くなっちゃった。」とつぶやく。

ねーちゃんのコーヒーカップを預かり、

テーブルに置く間に、

ねーちゃんがことりと眠ってしまう。

意外と長いねーちゃんの睫毛を見つめる。

薄いピンクの唇からくーくーと寝息が聞こえ、

あまりの愛しさに、

気が遠くなる。



ねぇ、そんな無防備な寝顔見せるのは、

俺を信用してるから?



心の中で言ってみる。

……キスして、いい?