「なあに?また大きくなったんじゃないの?
何センチになったの?」

ねーちゃんは、俺を見上げてそう言った。

ねーちゃんは、俺の肩よりちょっと上くらいの抱きしめるにはちょうどいい大きさだけど、
抱きしめるわけにはいかない俺は

「180。」

とぶっきらぼうに答える。