それから、ナツキは、俺に殺されてたかも知れないってのに、俺を連れて店まで帰ってくれた。

学校、サボっちまったぜ、とか考えながら歩いていたら、

店が見えた途端、ものスゴい勢いで走り出して来る人影が見えた。

「ヨシアキ!!」

まっすぐに俺に向かって突進してくる人は、紛う事なきねーちゃんで、

ねーちゃんは俺の1メートル手前まで来てもスピードを緩める事なく、俺に飛びついた。

「ヨシアキ!!ヨシアキ!!無事なの?!無事なのね?!」

俺に抱きついたねーちゃんは、両手でバシバシ俺の身体を叩いて確かめた。