「ねーちゃん、俺の事もお袋の事も憎んでてかまわないから、
俺達は、あんたの家庭をめちゃくちゃにしたから、だから許してくれなんて言わない。
だけど、あんたはもう、そんなに無理して頑張らなくていいんだよ。
泣きたい時は、泣けばいいんだよ。
俺にまでそんな無理して笑うことなんてないんだよ。」
「……離して、ヨシアキ。」
「離さない。」
俺達は、あんたの家庭をめちゃくちゃにしたから、だから許してくれなんて言わない。
だけど、あんたはもう、そんなに無理して頑張らなくていいんだよ。
泣きたい時は、泣けばいいんだよ。
俺にまでそんな無理して笑うことなんてないんだよ。」
「……離して、ヨシアキ。」
「離さない。」


