だ、れだ? 「で、トモちゃん、彼氏、なんて言うの?」 「あ、ヨシアキです。んもう、ちゃんとご挨拶してねって言ったのに。」 「ふーん、よろしく。」 そいつが右手を俺に差し出す。 人懐っこい笑顔。 肩まで伸びた不揃いな髪を無造作に後ろで束ねてる。 耳にはざくざくピアスがはまってて、両耳合わせると7つもあった。