そもそも変な手紙の返事を書こうと思うこと自体、 よくよく考えなくても変な行為だ。 けど、なんだか一方的にコミュニケーションされるのもなんだか不快だ。 だから文句の一つや二つでも書いて、 とりあえず自分の郵便受けに入れておこう。 そう思って、普段想像の世界にしか使わない頭を 懸命に使い、相手への不平不満苦情を訴えようとした。 『あれは…あなたが描いた絵なの?』