なんていうか もう単純に頭が真っ白になった。 「あの、チハルさん。そこで黙られても困るんですが…」 あたしは突然のことに頭がついていかず、さっきまで自分の脳について悩んでいたことがぶっとんでしまった。 「あのーチハルさーんー!抵抗するとか、きゃっとか叫ぶとかして下さいよ」 なんの反応も示さないあたしに、実は少しだけ慌てた顔をした。 その時のあたしは口づけをしてきた実の顔が、あまりにも艶っぽくて ぼーっと実に みとれてたんだ。