少しだけ、 冷たい風が中庭に吹き込んだ。 ひやりとした風が、あたしの頭とひかりさんの背中を撫でていく。 「7月だってのに、急に冷えるわね」 「今日雨がふるって天気予報でいってましたよ」 ひかりさんはあたしをちらりと見遣って、服をすとんと着込んだ。