「ん……ちょ、蓮……」 「ん?」 蓮の甘い瞳があたしを捉える。 ああ、どうしよう。好きだ。蓮が、すごく好きだ。 「好き……」 「俺も。好きだ。愛してる」 蓮の唇が、愛を紡ぐ。 それに応えるように、あたしは蓮にキスをした。 自分の気持ちが、蓮に伝わるように。 蓮とこうしていられることが、何より幸せ。 早く、あたしの全てを蓮のものにしてほしい。 好きだよ、蓮。大好き。 早く一つになって、溶けてしまいたい――……。 暗闇の中、熱に侵され溶けていく。