愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】


「そう……。蓮斗くん、これからも真梨をお願いね」

「はい」



力強く返事をした蓮が、あたしを見て笑みを浮かべる。

ヘンリーさんが笑う。梨里さんも笑う。あたしも自然と笑みが零れる。



ありがとう、蓮。あたしが今、こうしていられるのは全て蓮のおかげだよ。

蓮があたしを見つけてくれた。仲間にしてくれた。居場所をくれた。

だからあたしはきっと、ヘンリーさんのことも梨里さんのことも、全てをこうして受け入れることができた。



これからもずっとずっと、一緒にいたい。一緒に生きていきたい。

全てを受け入れてくれた、大好きな蓮に。あたしの全てを、捧げたい。

ずっとずっと、これからを、一緒に見つめていこうね。



もう冬になるというのに、暖かい日差しがあたしたちを包んでいた。