「わかった。わかったから、涼子を離して」

「じゃー、こっち来て」

「水川!!!!」



一歩近づくと、キョウの手があたしの腕を掴む。

それと同時に、涼子の腕は解放された。

それを見届けてすぐに、今日に腕を引っ張られ、体制が崩れる。

そして、首の後ろに衝撃が走り、あたしは意識を手放した。