りょーかい、と返事をする。他のメンバーも似たような返事をしていた。
「怪我人は?」
「重傷者はいねぇよ。ほぼかすり傷だ」
「そうか」
俺の答えに蓮が安心したように息をつく。
「それより、パーティーで何があったんだよ?」
せっつくように俺が言うと、蓮に一枚の紙を渡された。
「何だこれ?パンフレット?」
渡されたのは二つ折りにされたカラーのパンフレット。
「ヘンリック・カイヴァント?個展?誰だよこれ」
パンフレットに書かれた、外国名と『個展』の文字。
俺の困惑した声に、隼と颯が側に来てパンフレットを覗き込む。
「この人、世界的に有名な画家だよね?この人がどうかしたの?」
颯はこの人を知っているらしい。
世界的に有名な画家って……なんでそんな奴の話が出てくるんだ?
「パーティーで会った」
「それで?何かあったの?」
蓮の歯切れの悪い返事に、隼が焦れたように言う。
「中、見てみろ」
蓮に言われた通り、パンフレットを開く。



