「あの二人組はキョウとスイ。真梨真梨うぜぇのがキョウで、金魚の糞がスイな」
「キョウとスイ……か」
颯の呟きに頷く。
「あと、phantomって名乗ってた」
「チーム名ってこと?」
「ああ」
「ふーん……」
颯は考え込むように顎に手を当てている。
「phantom……幻、か」
蓮が口を開く。
「聞いたことあるか?」
蓮の問いに、全員が首を横に振る。
「新しいチームか……。これからも真梨を狙ってくる可能性があるな」
狙いは完全に真梨だ。蓮の言う通り、これからも真梨を狙ってくるだろう。
蓮が口を開く。
「大河、他に聞き出したことは?」
「いや、有力な情報はないな。溜まり場とかも今んとこないらしい。急拵えって感じだった」
「ふーん……。颯、詳しく調べとけ」
「うん」
「それから、何があっても真梨を一人にしないこと。この中の誰かが必ず一緒にいるようにしろ」



